世界は自然のもたらす神秘的な力を借りて繁栄してきた。
しかし、その力が強大すぎる故に、悪用しようと企てる“知識人”も僅かながらに存在する。
その“知識人”に利用されぬよう、泉の護り神─魔女─は“代弁者”を街に溶け込ませ、
ひとつの国家を興すこととした。
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アースガルド
都市『イザヴェル』の住民は信仰深く、様々な祭壇がある。
それでいて商業も盛んであり、街中は活気に満ち溢れている。
近くに『ウルズの泉』があるが、その特性=浄化=を神聖視し、住民は不可侵領域として扱っている。
泉付近には樹齢数千年にもなる桜がそびえているとの噂だが──
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ヨトゥンヘイム
都市『ウトガルド』は研究施設が乱立している学者の街。
それでいて一角は繁華街となっており、連日盛況の様子。
近くに『ミーミルの泉』がある。
その泉水に触れた者は、相応の知識を得ることが出来るとされているが──
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ニヴルヘイム
都市『ニヴルヘル』は極寒の地とされている。
その寒さ故に辿り着けるものがおらず、詳細不明。
『フヴェルゲルミル』と称された泉があるとのことだが──
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キルシェ
Kirsche
身寄りが無く、物心ついた時から一人。
唯一の救いは『イザヴェル』の住民が信仰深いこと。
その特性のおかげで、キルシェは今まで"共存"出来ていた。
悠々とした時の中で色々触れてみた結果、ガーデニングは趣味と称せるまでに。
アンゼリカ曰く、「キルシェさん見てると、外見なんて気にならなくなりますね」
「おい、どういう意味だそれ」
面倒事は避けるタイプではあるが、見た目と反し仲間思い。
表向き嫌がりつつも、結局は手を貸してしまう。
そんな彼だからこそ酒が回りやすいのかもしれない。
「よ、酔ってなんかねーからな! まだこれからだろ!?」
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アンゼリカ
Angelica
人里離れた場所に住んでおり、中心地と隔絶されてはいるものの、広大な敷地を自分好みにアレンジするなど前向きに過ごしている。
外見は穏やか、仕草も女性らしくはあるのだが、持ち前の芯の強さから屈強な男性相手にも怯まない。
場合によっては丸腰の状態で相手に対峙し、仲間を庇う事もある。
その他人思いの優しさは彼女の美点ではあるが、優しいが故に自分の事は後回しにする嫌いがある。
キルシェ曰く、「お前、危なっかしくて放っておけないんだよ」
「その言葉、そのままお返しします」
元来人と関わるのが好きで、感情の起伏も相応にある。
特に感謝したりされたりの文化が好き。
「謝られるより”ありがとう”って言ってくれると嬉しいな?」
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佐倉凛
Sakura Rin
知的な雰囲気を漂わせる青年。
端正な顔立ちとクールな言動から”王子様”扱いされることがしばしば。
女性から憧れの対象として遠巻きに見られており、フラッシュが焚かれる事もある。
当の本人は全く気にしていない。
早寝遅起き。
剣術の稽古を欠かさず行っているからか、身体が休息を欲している。
当の本人は、起きていたくはあるのだが……。
キルシェ曰く、「よくも飽きずにやれるよな。本当に人間か?」
彼は今日も、無心で剣を振るう。
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ミーミル
Mimir
なんの柵もない温室生活をしていたことから性格は変に尖ってなく、まさに深窓の令嬢。
人を疑うということも知らず、純真すぎる一面を持つ。
そのため、側近は露払いをするのに躍起になっている。
ロキ曰く、「僕と違って……そう、真っ白だから。簡単に染まっちゃうよね」
由緒正しく代々の知見を承継しており、ミルペディアが発刊されるほど。
普段は部屋から街の人々を観察したり、書物を読み耽ったり、
イロモノを書いたり。
いわゆる‟ひきこもり”と相違ない生活をしている。
『ミーミルの泉』と関係がありそうな名前だが──
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ロキ
Loki
ミーミルの側近。
付き合いが長く、お互いが何を考えているのか察するまでに。
現状、ロキが唯一本心で話せる相手。
自我を表に出さず、適当に場を流すようになったのは過去の柵から。
飄々としているのは、自己保全に他ならない。
最近は女性のように振る舞うこともあり、世の男性から数えきれない程の愛の言葉をもらっている。
ロキ曰く、「ふふっ。男って単純だよね。情けない」
キルシェ一行にかつての自分を見出しており──?
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ヘーニル
Hœnir
ミーミルの側近。二番手。
細腕に似合わず、銃剣を駆使して闘う。
遠距離射撃より、近接戦で互いの剣の重さを感じる方が好き。
基本的にへらへらしているが、ミーミルが侮辱されると修羅と化す。
絶対服従を誓ってはいるものの、本来の彼は自由な気質。
放し飼いをしている時こそ真価を発揮する。
ロキ曰く、「彼は盲目的なところが玉に瑕だよね。僕としては面白いから良いんだけど」
酒豪であり、よく居酒屋の面々と飲み比べをしている。
手先が器用かつ料理のレパートリーも豊富。
触ればすぐに順応する、万能な一面を持つ。
チャラいように見えて、内面はそうでもない。
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ローズル
Rosl
ヘーニル兄様を信じきっており、いつも行動を共にしている。
兄様に髪をわしゃわしゃされるのが好き。
自分の意志は表に出さないタイプ。
思考判断が兄様路線なだけであり、そういう意味での意志はある。
本人の体型・体質はやや弱い。
そのため兄様の足を引っ張らないよう、陰ながら努力をしている。
アルコールは口に合わないので、居酒屋に行く時はソフトドリンクを愛飲。
最近はジンジャーエールがお気に入り。
ローズル曰く、「だってほら、どことなくビールっぽく見えませんか?」
無類の動物好きでもある。
道端で見かけると、ついつい追ってしまう。
スタッフ
- 原画
- きのひら鳴
- 脚本
- 秋島有希
- 音楽
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corico
立花悠
- ゲームプログラム
- 瑠樺
- Webデザイン
- 来夜
- 後援
- mr制作委員会
製品概要
- タイトル
- フィンブルの魔女
- ジャンル
- 想いを繋ぐ北欧系RPG
- 音声
- フルボイス
- 発売日
- 発売日未定
- 価格
- 3,000円
- 対象年齢
- 15歳以上推奨
- 対応OS
- Windows7以降